説明が下手、仕事が遅い、プレゼンが苦手……。
そんな問題意識をお持ちではないでしょうか。
その原因は論理的思考(ロジカルシンキング)ができてないことによるものかもしれません。
本記事では、論理的思考ができない人の特徴と原因についてご紹介します。
論理的思考ができない人の特徴
論理的思考ができない人の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
- 一般論を抽象的に捉えられない
- 質問や問題の本質を捉えられない
- 結論を導き出すための論理的手順が理解できない
- 複雑な問題を分解できない
- 自己矛盾を指摘されても気づけない
一般論を抽象的に捉えられない
論理的思考には具体的な状況や問題を抽象化し、一般論に当てはめることが必要です。
しかし論理的思考ができない人は抽象的な概念を捉えることが難しく、一般論に当てはめることが苦手な傾向があります。
質問や問題の本質を捉えられない
論理的思考には問題の本質や核心を捉え、それに対する解決策を考えることが必要です。
しかし論理的思考ができない人は問題の周辺部分に目が行きがちで、本質的な点を見逃してしまうことがあります。
結論を導き出すための論理的手順が理解できない
論理的思考には、複数の前提から結論を導き出すための論理的手順が必要です。
しかし論理的思考ができない人はその手順を理解できず、結論に至るまでのつながりが理解できない場合があります。
複雑な問題を分解できない
論理的思考には複雑な問題を細かい単位に分解し、その単位ごとにものごとを考えることが必要です。
しかし論理的思考ができない人は問題を大まかにとらえ、細かい単位に分解することが苦手な傾向があります。
自己矛盾を指摘されても気づけない
論理的思考には、自分の発言や考えについて自己矛盾がないかどうかを確認することが必要です。
しかし論理的思考ができない人は自己矛盾を指摘されても気づけず、修正することが苦手な傾向があります。
論理的思考が苦手な原因は?
論理的思考が苦手な原因には個人差がありますが、主に以下のような理由が考えられます。
- 教育不足
- 感情が先に出てしまう
- 読解力や情報処理能力の不足
- 経験不足・知識不足
教育不足
論理的思考には、小学校や中学校の段階で学ぶ算数や理科の授業で身につける基礎的なスキルが大切です。
しかしこのような教科が嫌いだったり苦手意識を持っていた人は、論理的思考が苦手になってしまう可能性があります。
感情が先に出てしまう
論理的思考は冷静で客観的な状態でないと正しくできません。
そのため、感情的になりやすい人は論理的思考が苦手になってしまうことが多いです。
また論理的思考が元からできていた人でも、ハラスメントやストレス等で判断力が鈍り、論理的思考ができなくなってしまうケースもあります。
読解力や情報処理能力の不足
論理的思考には多様な情報を収集し、正確に読解する能力が必要です。
しかし読解力や情報処理能力が不足していると、情報を適切に理解できず、論理的思考ができなくなる可能性があります。
経験不足・知識不足
その分野の経験則や前提知識がないと、そもそも論理的思考が難しい場合があります。
例えばプログラミングを行うには、コンピューターやプログラミング言語の知識が必要です。
高度なものになればなるほど、知識に加え経験が必要になる可能性は高いでしょう。
論理的思考は鍛えられる!
上述のような傾向をお持ちの方は「私には無理……」と感じてしまうかもしれませんが、ご安心ください。
そもそも論理的思考は後天的に身に付く能力であり、年齢を問わず鍛えることが可能です。
練習を積み重ねることで、知らず知らずのうちに身についていきます。
以下の記事では論理的思考の練習方法について解説していますので、よろしければご覧ください。