はじめに
楽しくも難しいパソコン選び。
新しいパソコンはワクワクしますが、決して安くない買い物ですし失敗したくないですよね。
今回はビジネスでノートパソコンを使う方の参考になる選び方についてご紹介します。
ビジネスパソコンに求められる要素について
ビジネス用途のパソコンの場合、重要視したい要素についてご説明します。
デザイン
いきなり性能ではなく、見た目の話から入ります(笑。
デザインを重要視しない方もいるかもしれませんが、個人的に見た目はこれからご紹介するどんな要素よりも大事だと思います。
気に入らないデザインより、好きなデザインのものの方が持っていてテンション上がりませんか?
反対に、見た目が気に入らないという理由だけで利用頻度が減ったり、手放してしまうなんてこともあると思います。
パソコンは毎日使う仕事の相棒です。
デザインが気に入らなくて仕事のやる気が出ない、、なんて自体を避けるためにも好みのデザインを選ぶようにしましょう。
サイズ
お客様のところで打ち合わせや作業する機会が多い方もいると思います。
また普段は外出しない仕事でも、突発的に出張があったりするかもしれませんので、やはりある程度持ち運びしやすいものを選んでおくのが無難です。
モニタサイズが13インチ以下のノートパソコンから選ぶのがおすすめです。
最近はモバイル用途で14インチサイズのものが出てきていますが、個人的には持ち運ぶには少し大きいかな、、と感じます。
重さ
重さも重要なポイントです。
重いとそれだけで持ち運びがイヤになっちゃいますからね。
できれば本体重量は1.5kg以下で探しましょう。
1kgを切れればさらにグッド!
CPU
CPUとはパソコンの頭脳にあたる部分です。
IntelのCore iシリーズ、AMDのRyzenシリーズが現在の有名どころです。
インターネットの閲覧やメールやブログを書く程度であれば、そこまで高性能なものは必要ありません。
IntelのCore i5、AMDのRyzen 5あたりから選ぶのが無難です。(後ろの数字が大きいほど高性能になります)
ただしPhotoshopやIllustratorのようなAdobe系ソフト、または動画編集ソフトを使う場合はこれだと物足りなく感じると思います。
イラスト制作や動画編集を行う場合はIntelのCore i7、AMDのRyzen 7以上から選びましょう。
注意!
注意点として、CPUは発売時期ごとに「世代」という括りがされています。
基本的に世代が新しいほど性能が良くなります。
例えば、第10世代のCore i5(2020年発売)と第12世代のCore i5(2021年発売)では、第12世代のCore i5の方が高性能です。
最新世代か1~2世代前あたりのCPUから選ぶのが失敗しないコツです。
参考
CPUの性能や世代は型番から分かるようになっています。
型番の詳しい見方は、こちらのサイトが参考になると思います。
メモリ
メモリとはデータを一時的に記憶する領域のことです。
伝言メモのような、サッと書いてサッと捨てるようなものを置く場所と考えていただければOKです。
CPUが高性能でどれだけ計算が早くても、計算結果を置いておくメモリが小さいとパソコンの動作が重くなります。
こちらは8GB以上あれば不自由なく問題なく使えますが、5年以上使う前提なら16GB以上を選ぶのがおすすめです。
というのも、一般的にソフトウェアはバージョンアップによって必要スペックが上がる傾向にあるからです。
今はサクサク動くソフトも、将来のバージョンアップまで保証してくれるわけではありません。
メモリが多くて困ることはありませんので、多めに積んでおくのが良いです。
注意!
イラストや動画編集を行う場合は16GBでも少ない可能性があります。(画像処理や動画処理は大量のメモリを消費します)
画像処理、動画処理を頻繁に行うようでしたら、より多くのメモリを積みましょう。
ストレージ
ストレージとはデータの保管領域のことです。
倉庫のようなものと考えていただければOKです。
ハードディスクかSSDという2種類から選択することになりますが、こちらはSSD一択です。
それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ハードディスク | 大容量。安い。 | 遅い。壊れやすい。 |
SSD | 速い。衝撃に強い。 | ハードディスクに比べて容量が小さい。高い。 |
ハードディスクは大容量で安いため、バックアップ用途に向いています。
SSDはハードディスクに比べて読み込み速度も書き込み速度も圧倒的に速く、現在はこちらが主流となっています。
注意!
5万円以下の安いパソコンは、ストレージがハードディスクとなっているものが多いです。
容量が大きく魅力的に見えますが、動作がメチャクチャ重いので騙されないように注意しましょう。
※CPUやメモリがどんなに良くても、「ハードディスク」というだけでパフォーマンスはかなり落ち込んでしまいます。
容量はどのような仕事をするかによって変わってきますが、インターネット、メールやブログ、プレゼン資料の作成程度でしたら128GBでも十分でしょう。
画像や動画を多く扱う場合はデータ量が大きくなりやすいので、512GB以上あると安心できます。
参考
One DriveやGoogle ドライブのようなクラウドストレージにデータを活用し、本体ストレージを軽く保つ方法もあります。
考慮しなくて良い要素
反対に、あまり考えなくても良い要素についても解説します。
グラフィックボード
グラフィックボードとは画像処理を専門に行うパソコンパーツです。
ゲームをやる場合は高性能なものでないと動作が安定しないため、必須となります。
しかし、ビジネスで高性能な画像出力が必要なるケースはまずありませんので、気にする必要はありません。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は人によっては重視したい項目かもしれませんが、厳しくチェックする必要はありません。
経年劣化によって駆動時間はどんどん短くなっていきますし、何より使い方によっても全然変わってきます。
カタログスペック通りの性能はまず出ないと思って、充電器を持ち歩いて仕事した方が精神衛生上良かったりします。
長期保証
家電量販店のような大型店舗や一部のネット販売でパソコンを購入すると、3年または5年間の長期保証の加入を勧められることがあると思います。
不安な方は加入すれば良いと思いますが、個人的には入るメリットがあまりないと感じてます。
というのも、パソコンが壊れるのは初期不良による1年目か、経年劣化が出てくる5年目以降が圧倒的に多いからです。
新品のパソコンであれば1年間のメーカー保証がついてますし、5年以上の長期保証は私は見たことがないので、やはりなくても良いかなと思います。
【2022年版】おすすめノートパソコン
以上のことから、今現在おすすめできるノートパソコンについてご紹介します。
価格はお手頃感のある15万から20万円程度の機種を目安に選定しています。
HP pavilion aero 13-be
Microsoft Surface Pro 7+
スペックは選択式となっており、CPU 第11世代のIntel Core i3/i5/i7、メモリ 8GB~32GB、ストレージ SSD 128GB~1TBから選べます。画面サイズが12.3インチと持ち運びしやすい大きさです。
カフェのような小さい机で作業するのに向いていますので、外出先や移動中によく作業する方におすすめです。
上位機種に「Surface Pro 8」がありますが、こちらは画面サイズが13インチとなっており、本体が若干大きくなる点にご注意ください。