仕事が早い人って憧れますよね。
特にデスクワークはPCの使い方一つで生産性が何倍にもなることがあります。
実は、デスクワークはたった2つのコツを実践するだけで生産性が劇的に改善するんです。
生産性を上げたいなら、マウスから手を放せ。そして前を向け
デスクワークの生産性を上げるためのコツは、
- マウスから手を放すこと
- 前を向くこと
この2つを実践するだけです。
詳しく説明します。
マウスから手を放す
マウスから手を放すということは、PCの画面操作にマウスを極力使わないということです。
では、どうやって画面操作するかというと、キーボードの「ショートカットキー」というもの使います。
Windowsをお使いであれば、ウィンドウズキー(キーボード左下の窓マーク)を押しながら、アルファベットの「E」を押してみてください。
エクスプーラーが開いたと思います。
このように本来はマウスを使わないとできない操作を、キーの組み合わせで実現する機能が「ショートカットキー」です。
ショートカットキーには、画面の切り替えやコピー&ペーストを実現するものなど、様々なものが存在します。
どんなショートカットキーがあるか気になる方は、こちらをご覧ください。
仕事が早い人はショートカットキーを駆使して仕事している
みなさんの身近に仕事が早い人がいたら、デスクワーク中の手元をよく観察してみてください。
他の人に比べて、マウスに触る頻度が少なくないでしょうか?
そうであれば、その人は間違いなくショートカットキーを駆使して仕事しています。
ショートカットキーを使いこなせると、いいことがいっぱいある
普段、画面操作をマウスに頼っている方は、「ショートカットキーは難しい」「覚えるのが面倒」などネガティブなイメージが強いと思います。
確かにとっつきづらいと思います。でも、ショートカットキーには生産性を上げるための要素がいっぱいあるんです。
キーボードとマウスの往来が減る
ショートカットキーを使うようになると、マウスの利用頻度が減るので、キーボードとマウスの行ったり来たりが少なります。
これで劇的に作業時間が短縮されます。
例えば、こちらのお問い合わせフォームに文字を入力して送信する場合。試しにマウスで入力フォーカスを切り替える場合とショートカットキーで移動する場合で時間計測してみました。(入力フォーカスの移動はTabキーです)
- マウスを使う場合:20.20秒
- ショートカットキーを使う場合:12.50秒
ショートカットキーを使えば、マウス移動の手間がないので、同じ作業でも半分くらいの時間でできてしまいます。つまり、生産性は倍です。
10秒程度の差では効果を実感しにくいと思いますが、このような「ちょっとした」作業が現場には大量にあると思いますので、チリも積もって大きな差となるわけです。
クリックミスが減る
マウスで間違って隣のボタンをクリックしちゃった、みたいな経験はないでしょうか?
クリック範囲が小さいアイコンやボタンはマウス操作が難しいですよね。
私はたまにウィンドウを最大化するつもりで×ボタンを押し間違えたりすることがあります。
ショートカットキーは、そもそもマウスクリックには頼らないわけですから、このようなミスをすることがありません。
集中力を維持しやすい
クリックミスにも関連しますが、マウスカーソルがちゃんとクリック範囲に入っているか確認してクリックするのは、意外と集中力を使います。
ウィンドウの最大化や×ボタンのようにクリック範囲が小さかったり、アイコンやボタンが密集していると、特にそう感じると思います。
集中力がなくなると生産性が低下しますので、地味ですが、こういうところにも仕事の早さに影響は出てきます。
前を向け
デスクワークの生産性を上げるもう一つのポイントは、「前を向く」ことです。
仕事中の自分を思い浮かべてください。キーボードとPCモニタを視線が行ったり来たりしていませんか?
そういう人は文字を打つ時に下を向いている、つまりブラインドタッチができていません。
ブラインドタッチができれば、下を見る必要がない。前――PCモニタに視線を固定して仕事ができるということです。
ブラインドタッチができるといいことがいっぱい
いきなりブラインドタッチをしろと言われても、難しいですよね。。
正直、ブラインドタッチのマスターには練習あるのみです。
できるようになるまでは大変ですが、それでもオススメするのには理由があります。
ブラインドタッチは文字入力の生産性を2倍にする
ブラインドタッチができない人は、次のようなステップで作業します。
- キーボードを見ながら文字入力する
- 画面を見て、入力ミスがないか確認する
対して、ブラインドタッチができる人はこうです。
- 文字入力しながら入力ミスをチェックする
視線が画面に固定されているため、ブラインドタッチができない人が2ステップでやる作業を1ステップでこなしちゃうんです。
2分の1の労力で入力作業を完了させるので、ブラインドタッチができない人に比べて生産性は倍になります。
ショートカットキーの利用効率が上がる
ショートカットキーを使えるようになると生産性が上がりますが、ブラインドタッチと組み合わせることで、生産性がさらに上がります。
ショートカットキーを使うのに、キーボードを見なくなるからです。
キーボードを見ながらショートカットキーを押す → 画面に視線を戻し、結果を確認という2ステップを踏まず、画面の結果を確認するだけの1ステップに作業が変わるためです。
コピー&ペースト(Ctrl+C、Ctrl+V)や上書き保存(Ctrl+S)などの利用頻度の高いショートカットキーだけでも、キーボードを見ないで使えるようになっておくと便利です。
集中力を維持しやすい
キーボード → 画面 → キーボードみたいに、チラチラとした視線移動が多いと意外と集中力が奪われます。
ブラインドタッチができない内は実感が湧かないと思いますが、できるようになると今までどれだけ無駄な労力を使っていたかが、お分かりいただけるかと思います。
集中力がなくなると生産性が低下しますので、地味ですが、こういうところにも仕事の早さに影響は出てきます。
ショートカットキーとブラインドタッチを覚えよう
生産性を上げるポイントは、次の2つです。
- ショートカットキーを覚えて、マウスに触る頻度を減らす
- ブラインドタッチをマスターして、画面を見て(前を向いて)仕事する
この2つができると、単純作業のスピードが速くなります。
スピードが速くなるということは、時間に余裕ができるということです。つまり、考える時間を増やすことができるということなのです。
増えた時間の中で、生産性が上がるアイデアを考えたり試したりして、さらに生産性を上げていくことができます。
仕事ができる人は無意識かもしれませんが、こういうことを実践しています。
ショートカットキーとブラインドタッチを覚えて、ぜひ試してみてください。