SEO対策

初めてのネットショップなら楽天市場がおすすめ

2020-03-06

初めてネットショップをやりたいというお客様には、まず楽天市場への出店をおすすめしています。

ECサイトを作れるツールはいろいろあるので、自分でECサイトを立ち上げるのは簡単ですが、それで儲けられるかは別問題です。

今回はネットショップ初心者が楽天から始めた方が良い理由についてご紹介します。

ネットショップを立ち上げる方法

まずネットショップを行うための代表的な方法と特徴についてご紹介します。

ショッピングモール

ショッピングモールサイトに会員登録し出店する方法。

楽天AmazonYahooショッピングなど。

ショッピングモールにお店を構えるのと同じで、毎月の管理費用(場所代)が必要ですが、有名なモールには黙っていても客が集まるので、宣伝広告がいらないというメリットがあります。

ECサイト

ブログや企業サイトに決済やカートなどの販売機能を持たせたサイト。

EC-CUBEのようなECサイト構築パッケージを利用したり、StoresBASEのようなサービスを利用するのが一般的です。

一度サイトを作ってしまえば、管理費がほとんど必要ありません。(サーバー代とドメイン代くらいです)

しかし無名のサイトに集客するには、かなりの営業努力が必要になります。

フリマアプリ

メルカリラクマなどの個人間売買に使われるモバイルアプリ。

アプリの利用規約が商用OKであれば利用することができます。

一番お手軽ですが、アクセス解析や在庫管理といった基本機能がないため、ビジネス用途には適していません。

それに今は商用利用OKでも、アプリの規約変更でいきなりNGになるリスクがあります。

ECサイトは集客が大変

当たり前ですが、ECサイトは立ち上げてすぐの知名度はゼロです。

人里離れた山奥にレストランを開いたようなもので、お客を呼び込むにはチラシを出したり、看板を設置したり、宣伝をしっかりやらなくてはいけません。

これがネットの世界ではSEO対策とかWeb広告などのデジタルマーケティングに置き換わるわけですが、それだけで何冊も本が作れてしまうほどの膨大な専門知識が必要になります。

しかも成果が出るまでに時間がかかるため、その分収益化が遅くなってしまいます。

ショッピングモールなら収益化が早い

その点ショッピングモールはすでに十分な知名度を持っており、出店した瞬間に多くの訪問者の目に入ります。

渋谷ヒカリエとか表参道ヒルズとか、そういうところにお店が入っているイメージが分かりやすいと思います。

モールに多くのお客が来ていて、お店を覗いてたり出ていったりを繰り返しているような感じです。

あとはお店に興味をもってもらうように、商品紹介を工夫すれば売り上げがついてきます。

商品紹介に注力できるのが強い

ECサイトだと、まずは(1)集客の仕組みを学んで、(2)さらに商品が売れるように工夫して、という2つのステップを突破しないといけません。

(1)の集客はSEO対策などの専門知識が必要で大変ですが、(2)の商品紹介は魅力的な商品画像や紹介文を用意していかなくてはいけないので、これはこれでかなり大変です。

ショッピングモールではこの(1)のステップを完全にスキップできるので、(2)の商品紹介に注力できます。

大変なことを2つから1つ減らせるので、かなり大きなアドバンテージです。

楽天なら販売ノウハウが貯めやすいからおすすめ

代表的なショッピングモールはAmazon、楽天、Yahooショッピングとありますが、初めてのネットショップなら楽天が良いと思います。

集客力がある

数値が公開されているわけではありませんが、サイト訪問者数はAmazon、楽天、Yahooショッピングの順に多く、Amazon、楽天は日本国内ではほぼ同水準と言われています。

Yahooショッピングはその半分くらいらしいです。

アクセスが多ければ多いほど商品への反応を分析しやすいので、ノウハウを蓄積しやすくなります。

そのため、初めてならまずは集客力が高いサイトを選ぶべきでしょう。

ブランディングできる

次にAmazonですが、 商品ページがAmazon専用のデザインになってしまいますので、ユーザーはあなたのお店ではなく、「Amazonから買っている 」という意識が強くなります。

これはAmazonのブランド戦略で、ユーザーに「Amazonから買った」ということを印象づけ、Amazonのリピーターにはなってもらうためです。

つまり、商品の購入者はAmazonのファンにはなっても、あなたのお店のファンにはなりにくいということです。

反対に楽天はデザインの自由度が高く、商品紹介に個性を出すことができ、楽天の集客力と組み合わせることでさまざまな売り方を試すことができます。

また、商品購入時にメルマガ登録できる機能がありますので、商品購入者とのつながりを維持しやすいのも特徴です。

まずは楽天でいろんな売り方を試し、ある程度ノウハウが溜まってきたら、AmazonやYahooショッピングへの出店を検討するという流れがおすすめです。

楽天は価格競争が激しいのではないか?

楽天に限らず、ショッピングモールサイトでは商品リストがお店に関係なく表示されます。

ユーザーには商品比較しやすいメリットがありますが、一番安いところと比べられるため、価格競争になりやすいデメリットがあります。

しかし、ユーザー心理は複雑です。

特にネットショップは商品を実際に見て確認できるわけではありませんので、タイトルのつけ方一つで、最安値でも不安に思われて買ってもらえないというケースがあるのです。

出店料は高いが、それ以上にメリットがある

楽天に限らずショッピングモール系のサイトは、出店料が高額です。

EC-CUBEでサイトを作った場合、費用相場は30万円~となります。

対してショッピングモールは、出店するだけで出店料がかかります。

楽天の場合、一番安いプランで月額19,500円。

年間契約なので年額約23万円ほどかかります。

さらに売上高に対して3.5%~7%のシステム利用料がかかるため、ECサイトに比べて利益を圧迫しやすいです。

しかし、それを差し引いても楽天を使うメリットは大きいと考えます。

一からECサイトを作り、集客もままならず商品も売れないしノウハウも貯められない期間があることを考えれば、その期間の損失は20万円では済まないでしょう。

集客の必要がなく、早期にネットショップの感覚をつかめるというだけでも十分利用価値があると思います。

ネットショップ初心者の方は、まずは楽天市場への出店から検討してみてはいかがでしょうか。

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